塗装方法
1. 下地調整
はがれかけの古い塗膜や汚れは皮スキ、ワイヤーブラシなどでよく落とし、つやのある旧塗膜はサンドペーパーで表面をあらし清掃します。
2. かびとり
かびがある所は市販のかび取り剤またはキッチン用漂白剤で除き、ヌメリがなくなるまで水洗後、十分に拭き取り、乾燥させます。
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3. マスキング
足もと、塗らない部分や境目はマスキングテープ、ポリマスカーや新聞紙でカバーします。ひび割れ、小穴などはパテなどで埋め、平らにしておきます。大きな穴などは、予め速乾セメントなどで埋めて乾燥します。(
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4. かくはん
顔料が沈殿していることがありますので、開缶前に缶を逆さにして揺すり、容器のふたに手をそえてマイナスドライバーで開け、底の隅々まで十分にかき混ぜます。
5. 塗装
水性用小バケ(30mm程度)を用いてコテバケやローラーバケで塗れない隅や塗りにくい所から先に塗るのがコツです。その後、広い壁面は5〜10%の上水を加えて希釈して、コテバケや中毛または短毛のローラーバケで大きく塗ります。
天井はローラーバケの方が適します。一度に厚く塗らないでうすく均一に塗るのがコツです。
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Point 1
6. あとしまつ
使い終えたハケや用具は、新聞紙などで拭き取り、容器に溜めた水でよく洗います。
さらに中性洗剤入りの水で洗ってから陰干し後、ビニール袋に入れて保管します。
Point 2
7. 乾燥
最終塗装後、1日以上乾燥させてから使用します。
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コテバケを使う場合
・・・必要量の塗料を受け皿の深い溝部分に半分まで入れ、余分な塗料を落としてから、上から下へ、あるいは左から右へと一方向に動かして塗ります。
ローラーバケを使う場合
・・・必要量の塗料を受け皿の深い溝部分に半分まで入れ、ローラーによく含ませた後、ゆっくり転がしながら丘部分の凹凸で量を調整し、全体によくなじませてください。最初は、Wの字を書くような感じでゆっくりとローラーを転がしながら塗料を配るように塗り始め、さらにその上から塗料が均一になるように仕上げ塗りを行ってください。また、高い所や床面を塗るときは、便利な「つぎ柄」を使い、楽な姿勢で塗るようにしましょう。
塗装後、塗料が乾燥する前にマスキングテープをはずします。
乾燥してからだと塗膜にヒビが入ったり、はがれたりする恐れがありますので、注意しましょう。
アドバイス
:受け皿を使った後、洗わずに済ます方法があります。使うときに受け皿をアルミホイルでくるんでおくことです。こうしておくと、後始末が大変便利です。
浴室壁を塗装するにあたり、以下の塗料を使用することも可能です。
水性かべ紙クロス用
かべ紙、クロスの上から直接塗れる水性塗料
室内かべ用塗料
シックハウス対応・低VOC塗料。ビニールかべ紙の上からも塗ることができる