7. くばり塗り
多孔質ローラーを受け皿の上で数回転がして、たっぷりと塗料を含ませ、一度に塗れる面積の目安を付けてWの字を描くように「くばり塗り」します。
8. ローラー塗装
ローラーを受け皿に戻し、塗料の含み具合を調節した上で、先のWの字を消すように上下させて、一様に塗り広げます。あまり速く転がすと塗料がハネたり、ローラーが回転しないで滑るようになるので、ゆっくり気味に塗ります。
9. 模様塗装
塗料の塗り広げが済んだ後、塗面を均一な「さざ波模様」に仕上げるため、もう一度ローラーを軽く下から上に向けて転がして「ならし塗り」を行ない、凹凸模様を整える。このときローラーの押さえ加減によって、模様には多少の変化が出ます。
「平坦仕上げ」の場合は約10%水でうすめた塗料を中毛ウールローラーで塗ります。
10. 部分補修
パターンの不揃い、塗り残し、キズなどがあった場合はローラーに少量の塗料を付け、塗面に垂直にたたくと凹凸の模様が作れます。また、狭い箇所はハケに塗料を付け、同様に垂直にたたいて模様を整えます。
塗り継ぐ場合は先に塗った塗膜と重ならないように塗り、部分補修の要領で両面の境界線をぼかすように塗ります。
11. あとしまつ
使い終えたローラーや用具は、まず新聞紙などで拭き取った後、すぐに容器に溜めた水でよく洗い、さらに石けんや中性洗剤入りの水で洗って、陰干し後ビニール袋に入れて保管します。その日の内に2回塗りを行うときや休憩時は、アルミホイルかビニール袋で包んでおくと再使用しやすい。
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マスキングテープは塗膜が手に付かなくなった頃合に内側に向けてゆっくりカッターナイフでテープ際の塗膜をカットしながらはがすこと。
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