現在の水性塗料は油性塗料との性能の違いは少なくなってきており、乾けば水で流れない上に乾燥が速く、臭いも少なく、道具の後始末も水洗いで済むので、作業性は抜群です。
油性塗料は鉄製品のサビに強い威力を発揮します。ただ、臭いには注意が必要で、室内の使用は控えた方が無難です。また水性と比較して乾燥時間も遅くなります。
ラッカーうすめ液の方がペイントうすめ液よりも塗料を溶かす力（溶解力）が強くなっています。油性塗料をうすめる時にはペイントうすめ液、ラッカー系塗料をうすめる時にはラッカーうすめ液を使用してください。
ラッカー系塗料をうすめる時にペイントうすめ液を使用すると溶解力が足りずにゲル化し固まります。逆に油性塗料をうすめる時にラッカーうすめ液を使用すると、うすめる事は可能ですがうすめた塗料を塗装するとラッカー溶剤が旧塗膜を侵してしまう事があります。必ずパッケージ注意書きに書かれたうすめ液をご使用ください。
使用後、噴出口がつまらないよう容器を逆さにして2秒程度空吹きし、噴出口をよく拭いてください。その後、キャップをし､破裂防止の為、湿度が高く容器がさびやすい所や直射日光を避け、温度の高くなる自動車内、暖房器具付近や火気の近くには置かないでください｡
誤使用を防ぐ為、子供が手に届かない所に保管してください｡塗料の性能を保持する為、正立での保管もお勧めします。
スプレー塗料は中味を使い切り、ガス抜きキャップでガス抜きを行ってから廃棄してください。（廃棄の際は、各自治体の指導に従ってください。）
使い切り作業・ガス抜き作業ともに火気の無い屋外で、中身が飛び散る場合がありますので、汚れても差し支えの無い所・服装で作業を行ってください。
家庭用塗料について、厳密な消費期限は設けられておりません。開缶・使用後は、半年以内に使い切るようにしてください。
シンナー類を使うと生地を傷める恐れがありますので、中性洗剤を溶かした熱め湯で揉み洗いしてください。塗料をきれいに落とす事は難しいので、衣服に付かないよう注意すること。また、塗料がついてもよい服装で塗装することをお勧めします。
缶の底に顔料や成分が沈澱していますので、使う前によくかき混ぜて、成分を均一にすることが大切です。
まずは缶を逆さにして揺すります。大きな缶（角缶）は４辺の１辺を付けたまま傾けながら大きく揺すります。
その後、フタを開け、容器のサイズに合った棒などで缶の隅々までかき混ぜて使用します。
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透明のニスや水性スプレーのとうめいで保護してください。速乾ニスなどラッカー系のニスやラッカースプレーでの上塗りは溶剤がアクリル絵の具を侵すことがありますので不適です。
樹脂分だけが木材に吸い込まれてしまい、つや消し剤が表面に残った為、表面に白く粉を吹いたような仕上がりになる場合があります。まず、吸い込み止めにつやありとうめいスプレーやウッドシーラーで下塗りし乾燥した後、つや消しとうめいスプレーを塗装するときれいに仕上がります。
シルバー（ぎん色）は、アルミ顔料が非常に沈殿しやすく、容器を振ったりするだけでは撹拌が不十分な場合があります。棒などで、缶の底から入念にかき混ぜてください。
水性スプレーの上にラッカースプレーは塗れません。ラッカーに含まれる強溶剤で水性スプレーの塗膜が侵されます。
耐久性は多少上がりますが、とうめいを塗ると蛍光感が半減します。
塗装は可能ですが、スプレーの塗膜は薄く耐久性が余り無く、１缶辺りの塗装面積も小さいので、壁など広い面積の塗装には不向きです。缶入り塗料での塗装をお勧めします
ビニール壁紙には可塑剤と呼ばれる成分が配合されており、一般的なツヤあり塗料を壁紙に塗ると、その可塑剤が染み出てきて、塗装表面がベタベタするなど、塗装不良を起こします。
アルミは塗料の密着が悪く、しかも水や湯気が頻繁に掛かる浴室内は塗装が長持ちしません。サンドペーパーで目粗しした後、専用プライマーを下塗りすれば少しは耐久性が増しますが長期間持ちません。
ラッカースプレーに含まれる強溶剤が発泡スチロールを溶かしますので塗装不可です。水性スプレーか水性塗料の塗装をお勧めします。
外側なら塗装可能ですが、水に濡れる頻度が高く、はがれやすい為、定期的な塗装が必要です。
少しでも耐久性を上げる場合は、塗装前にサンドペーパーで表面を目粗ししするか、専用のプライマーの下塗りをお勧めします。但し、常に水に接触する内側はすぐにはがれる為、塗装出来ません。
タイルには密着は良くありませんが、室内の装飾品なら塗装可能です。但し、ラッカースプレーは含まれる強溶剤が絵の具やアクリル絵の具をおかす恐れがありますので、水性スプレーがお勧めです。
プラダンはポリプロピレン製で塗料の密着が良くありません。塗料がはじいたり、擦るとすぐはがれたりする恐れがあります。耐久性・密着力を上げる為に、専用プライマーを下塗りすれば耐久性・密着力が改善されます。
サンドペーパーで表目を目粗ししするか専用のプライマーを塗装すれば塗装可能です。但し、頻繁に水と接触したり、衝撃や摩擦を与えたりする物は短期間ではがれる可能性があります。
水性スプレーで塗装可能ですが、とうめいは紫外線を通す為、トールペイントの表面が劣化して、とうめいの膜が割れてはがれてくる可能性があります。
素材に含まれる可塑剤がにじみ出てべたついたり、素材の伸縮に塗膜がついていけず割れたりしますので塗装出来ません。
サンドペーパーで表目を目粗ししするか、専用のプライマーを塗装すれば塗装可能です。頻繁に触ったり擦れたりする玩具は、塗料がすぐ剥がれてくる可能性があります。
塗装可能です。絵の具などで絵を描いた物は、ラッカースプレーに含まれる強溶剤が絵を侵す恐れがありますので、水性スプレーでの塗装をお勧めします。
